睡眠時間が短く睡眠の質も悪い日本人は寝酒に頼りすぎ

日本人の睡眠時間の短さは世界でもトップレベルであることが知られています。日米仏3国での調査によると、日本では睡眠に対する満足度も低く、日中のパフォーマンスも劣っていることが分かりました。

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睡眠時間が短く睡眠の質も悪い日本人は寝酒に頼りすぎ

『睡眠の質』を上げるには?


さらに、不眠への対処法では、米仏では医師の診察を受けたり、処方薬を飲む割合が高いのに対し、日本ではいわゆる「寝酒」で不眠の対処をしていることが分りました。


「アルコール摂取による睡眠は、飲み始めは寝つきが良くなりますが、比較的浅い睡眠となり、また喉が渇いたりトイレに行きたくなるので中途覚醒も多くなります。繰り返し行うことで効果が弱くなり、増量したり依存性がでることもあるので、眠る目的でのアルコール摂取は止めるべきです。」と林田先生。


『睡眠の質』を上げるには?あまり不眠を軽視せず、不眠の症状がある、睡眠の質をよくしたいのであれば、医師に相談することも必要です。


不眠症状の改善には不適切な習慣を改善し、毎朝同じ時間に起床する、朝日を浴びる、就寝4時間前からカフェインやアルコールの摂取を控えるなどの睡眠衛生指導と、必要に応じて薬物療法を組み合わせて治療が進められます。


林田先生は「薬物療法では、患者さんの症状に合った薬が処方されます。最近の薬剤は、医師の指導のもと正しく使用すれば効果も高く、安全です。悩んでいるのであれば、まずかかりつけ医に相談してほしいです。」としめました。


睡眠不足や不眠は生活習慣病やうつ病など心身に悪影響を与えるだけでなく、仕事でのミスや事故のリスクにもなります。適切な睡眠のためには、睡眠時間(量)、睡眠の質、リズムの見直しが重要になります。心当たりがあれば、寝酒で対処するのではなく、かかりつけ医や専門医に相談してみてはいかがでしょうか?


睡眠時間が短く睡眠の質も悪い日本人は寝酒に頼りすぎ